【異世界行ったら】11、マッチョだらけの訓練所

「もっと筋肉を高めよ!!!!」

「「おぉぉぉぉぉぉ!!」」 セイッ!セイッ!セイッ!セイッ!

うわ暑苦しい…。

【小説】異世界行ったらハシビロコウ

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「早くレベルが上がる方法ないんですか?」

「ある。やったほうが早いからいくぞ。」

部屋で魔術の練習をしていたが中々レベルが上がらないためグレイに相談したらむさ苦しい訓練所に連れてかれた。

もう一回言おう、暑苦しい。

おおグレイじゃないか!筋肉を高めにきたのか!」

上半身裸のでかいマッチョのスキンヘッドが現れた。声もでかいがなぜ一々ポーズを取る。

「いや俺じゃなくてこいつだ、戦えないから鍛えようと思ってな。」

「こいつ?」

「下だ下。」驚いた顔で見られた。悪かったな小さくて。

「む、この鳥を鍛えるのか?俺は構わんがレベルはいくつだ?」

「3だ。」

「となると野生じゃないな。」

「ああ。ペットだが事情があって強くすることになった。」

「よし、まずは実力を見てからだな。おいお前ちょっと来い!」

スキンヘッドに呼ばれて少年が走ってこっちに来た。

「確かお前はモンスターと手合わせしたことはないな?」

「は、はい!そうです!」

「ならちょうどいいこいつと手合わせしてくれ。グレイ、こいつはLv10だがいいか?」

「ああ、俺のペットだが死ななければ構わない。本気でやってくれ。」

「お前のペットだったのか!それは責任重大だな!ハッハッハ」

少年が青ざめてんのにおっさんは呑気だなぁ。

「どっちに賭ける?」

「鳥は無い。」「見習いだな。」「ああ見習いだろ。」「ハハッ賭けにならないな。」暇人め。

「両者位置に付け。」行くか。

「コウ。」ん?

「潰せ。」

グレイが笑顔で首を切るジェスチャーをした。

「始め!」

合図とともに瞬時に近づいて思いっきり蹴りを入れた。

ドッ!  ゴッ!ドサッ

相手は思いっきり吹っ飛んで壁に叩きつけられ倒れた。…あれやりすぎた?

「おい、相手は動けないみたいだぞ。」

「え、あ、勝者コウ!」

『LvUP』テロップが目の前に出た。

周りがざわついてる。覚えた補助魔法と【改変】を使って強化した蹴りの威力は、やばかった。

(今度から加減を覚えよう…。)

「面白そうだな次は俺がやってもいいか。殺さなければいいんだろう?」

嫌な雰囲気のマッチョが来たがなんだろう、モブっぽい…。

「構わない、強い方がLvが上がりやすいからな。」

「お手柔らかに頼むぜ?」

にやりと笑ってどう見ても甚振ってやるぜっていう顔だった。なんだ敵か。

「始め!」「ハァ!」

いきなり襲ってきた。拳が結構早い。避けるので精一杯だ。

「オラア!」ガッ ザザザ・・・

殴られた。痛い。くらくらする。

「とどめ!」 ブンッ スカッ

「避けたか。まあこれで長く楽しめそうだ。

ああ嫌だなぁイライラする。改変を使って身体を修復(改変)した。

「チッ回復か。」

(使えねえよ。)『お主本当に相性が悪いのぅ。』

【改変】と補助魔法で素早さを上げる。

「潰してやる!」

一発でも当たったら終わりだから避ける。

『よいか、魔法の基本はイメージじゃ。イメージをしてそのままドカンっじゃ!』

コォォォ… ボンッ プシュ~…

「驚かせやがって不発かよ!」やっぱ無理かよ!

こっちに突っ込んできたのですぐさま避けて攻撃!

「クソちょこまかと!」

突っ込んできたらカウンターを何度も繰り返した。

一撃でも痛いしヤバイため気は抜けないしキツイ。【改変】様々だな。

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「もう我慢できん!必殺g」ゴッ

必殺技を出そうと動きを止めたマッチョの顔に素早く蹴りを入れた。

(律儀に待つのはゲームだけ!)

「~~~。」

脳が揺れたのか相手はふらついている。

(今だ発動!)

ぽんっ。

「…は?」「へ?」「え…。」

ユニークスキル『ハッピーハート』が軽い音を立て発動した。

訓練所に似合わないため周りがざわついた。ハートがふよふよと相手に近づいていく。

「あ?邪魔だ!パンッ …ンガ~ッゴゴゴゴ…、ンガ~ッゴゴゴゴ…。」

ふらつきが収まったマッチョがハートに気づき殴ると倒れていびきが聞こえた。

(単純そうだし引っかかってくれるかもと思ったけどマジで引っかかんのかよ。)

「嘘だろ?」「え、マジ?」「鳥に負けるかぁ?」「おいおい。」

『Lvおお~はばア~ップ!オメ。』テロップウゼエ。

「よくやった。」

頭を撫でられてグレイが横に居た事に気づいた。いつの間に?

「あれの相手は疲れただろう今日はここまでにするぞ。」

ひょいと脇に抱えられた。

「いやはや魔法を使うとはすごいなその鳥は!」

スキンヘッドは興味津々だ。やっぱ暑苦しい。

「覚えさせたからな。」

教わったのはジールさんであんたじゃない。

「あれは放っておいていいのか?」

「寝ているだけだしいいだろう!それに最近調子に乗りすぎて灸を据えたかったところだからな!お前らもこの鳥に負けないよう日々精進して筋肉を高めろ!いいな!」

「「「イエッサー!!」」」

(最後まで暑苦しいなここは。)

抱えられながら訓練所を後にした。

『現在の主人公のレベルは9でっすv』もうツッコミすらメンドイ。

にしても、「少年より下かあ…。」まだまだだなあと独りごちた。

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