【異世界行ったら】06、飼い主がイケメンだとペットはグレる

【小説】異世界行ったらハシビロコウ

06、飼い主がイケメンだとペットがグレる

城の中を案内されてから分かったことは飼い主であるグレイと弟のアッシュが人気が高いということだった。

二人がイケメンなのは分かっていたが一緒に散歩していると主にメイドに遠巻きに見られることがあり頭を撫でられグレイの頬が緩むとキャーっと小さく黄色い悲鳴がしたので間違いなかった。爆ぜろイケメン。

「グレイは恐がられてるんじゃなく高嶺の花と思われてるだけでしょう。」と言ったら

「「そうなのか?」」と二人揃って首を傾げられた。無自覚か!

「まず顔が整っています。一見目つきが恐く見えますが私を撫でているときには和らいで顔がほころび優しく見えます俗に言うギャップ萌えです女性にその調子で笑いかけてみて下さいモテます良かったですね役職も高い方ですし玉の輿を狙う女性なら優良物件!と思いこれから狙う肉食系女子もいると見えます現に獲物を狩る目をした人がいましたしこれから見合いも増えるんじゃないですかいやあホント良かったですねぇ飼い主様。

見た目の良さを挙げていったら段々グレイの顔が青くなっていった。

「おいその辺にしとけ。」

とどめを刺そうかと思ったらアッシュにストップをかけられたので止めた。

グレイに勝った気がしてスッキリしたがちょっと虚しかった。何してんだろ。

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逆にこの国の王は人気がないように感じられた。

散歩の時遠くから見てみたがアレが近くに居ると兵の顔が強張り空気もピリピリして嫌な感じが漂っていた。

いい噂も出てこないしやっぱり人望はなさそうだとグレイに聞いたら王よりも王妃のほうが偉いとのこと。民からの人望も厚いらしい。王は王妃が留守の間”だけは“ふんぞり返っているらしい。

今回の召喚も王の独断で行ったとのこと。傍迷惑なハゲだな。

「元の姿に戻るのに王妃が味方になってくれれば心強いんですけど望みは薄そうですね…。」

思わずため息が出た。

「王妃が帰ってきたら俺が直接進言する、お前はペットだがそれ以前に人間だから戻れるほうが良いだろう。…不安でもあるのか?」

「噂じゃ良さそうですけど似たもの夫婦という言葉がありますよねぇ?」

笑ってない目で答えたら「悪かった。」と言われ頭を撫でられた。

(…別にあんたが悪いわけじゃないんだが。)

「それより外に行けますか?メイド達が街で流行りのケーキ屋があると噂していました。」

(外に行って情報収集がしたい、なんて誰が言うか。)こいつを信じる気は毛頭ない。

「食いたいのか。」

「別腹が欲しいだけです。」

「…外は無理だが今度からデザートをつけるよう頼んでおく。」

「ありがとうございます!(やっぱ無理か他の手を考えよう。)」

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その日の夕食からデザートが出てくるようになったが一人で食べれずテンションが下がった。

「なぜだ!なぜ食べられない!」

ベチャベチャになって落ちたデザートを見て嘆いた。

「おい手元が狂う、大人しくしていろ。」

グレイが食べさせようとするが断固拒否する!

「自分で食べたい!」

「汚れた顔と嘴、床を見てまだ言うか。」

「ワンチャン!」

「無しだ。風呂の時間を倍にされたくないなら大人しく食え。」

「うぅ…。」

目指せ食事の自立!(※無理でした。)

※なお、元の姿に戻るまで食事は要介護だったことをここに記しておく。

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出典:https://twitter.com/huunotubuyaki/status/743342761068290048

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